社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2014年3月17日月曜日

「避難者のつどいin KANSAI」を開催しました

 3月9日(日)梅田スカイビルを会場に、震災復興応援イベント『3.11 from KANSAI 2014』が開催されました。関西各地から4,000人の来場があり、いずれの出店・イベントも盛況の様子でした。


  当センターは、このイベントの中で、交流会『避難者のつどいin KANSAI』を同タワーウエスト36階で開催しました。大阪府をはじめ、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県と広く声かけを行い、関西一円から避難者大人48人、子ども30人に参加していただきました。中には、この避難者との交流を楽しみに、片道3時間かけて来た方もいました。


 

 今回で3回目となった交流会は、大阪らしい「お笑い」からのスタート。桂米紫(かつらべいし)さんによる上方落語のあと、一風変わったテーマ(①方言、②子育て、③お笑い、④食、⑤あまちゃん、⑥初めての人、⑦手芸、⑧フリートーク)のテーブルに自由に着き、交流していただきました。どのテーブルも和やかに交流が行われ、「生の落語を初めて聞けて良かった」「久しぶりに方言を使えた」「会津の桜がきれい」など地元と関西・大阪の違いや、ふるさとの自慢話などで盛り上がっていました。また、「久しぶり。元気だった?」「福島県の人に会えて良かった」など避難者同士の再会を、お互いに喜ぶ場面も見られました。

  会場には、多くの企業・団体による相談ブース(法律相談、就職相談)、癒しブース(アロマハンドケア、ありがとうの木、ネイルケア)、ケーキや飲み物の振舞いなども充実しており、交流会のなかで自由にご利用いただきました。



 その中の一つ『ありがとうの木』は、関西に避難してきた方から支援した地域や企業に、お礼のメッセージを葉っぱに込めて、木のモニュメントを作るという避難当事者発案の企画です。
このメッセージの中には、当センターへのお礼もあり、支援に携わる者として胸をうたれるものもありました。

 


 また、保育ブース「こどもへや」は、多くのボランティに支えられ万全の態勢で受入れ、子ども連れの皆さんにも安心して、交流会で羽をのばしていただきました。



  交流会の終盤には、協力企業からの提供品を「無料バザー」にて、参加の皆さんにお持ち帰りいただきました。



  今回の交流会を通じて、県外避難者は、被災地・支援関連情報や避難者同士の交流を強く望んでおり、地元である被災地とお世話になっている関西の役に立ちたいという意欲をもっていることを改めて感じました。今後も、細くても息の長い支援をつづけて行きたいと思います。

 協力いただいた団体・企業・ボランティの皆さま、ありがとうございました。
 (菊地)