社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2013年10月31日木曜日

【担い手養成プロジェクト】『防災3区ものがたり~キラリ☆と光るアイデア!防災は日常から~』(ミニレポートその①)

 参加者が講座開催のためのイロハを学ぶことを通じ、新たなボランティア活動者(新たな担い手)が増えることにつながる講座を、企画~周知~開催していくという 『担い手養成プロジェクト』が、大阪市内5ブロックの社会福祉協議会で進められております。

今回、西ブロック(此花・港・大正)では『 防災3区ものがたり ~キラリ☆と光るアイデア!防災は日常から~ 』という全2回の講座を企画しました。この3区の共通点は、区域に海抜0メートル地帯が多く、海と川に囲まれ地震による津波等発生時には特に大きな被害が予想される地域で、日頃からの防災・減災への備えが特に必要とされ、住民の防災・減災の関心度も高い地域といえます。

第1回目は『日常使う食材が備蓄食に!? 実際に作って食べてみよう ・〇〇が防災グッズに早変わり』というテーマで、10/26(土) 場所はクレオ大阪西(此花区)の調理実習室をお借りして開催しました。

クレオ大阪西外観
会場は2階調理実習室です

 今回の講座に参加された皆さんは、此花区・港区・大正区にお住まいの方々で、ファミリー層を中心とした30人以上にお集まりいただきました。
 『自分たちの台所から防災・減災を始めましょう!』ということで、その為に特別に作られた割高な防災食品ではなく、スーパーや100円ショップ等で購入できる缶詰やインスタント食品、常温保存できる食材が十分に備蓄食料になることや、それらを使ったメニューを紹介し後、実際に発災時を想定した調理体験を行いました

準備万端でしょうか!?
エプロン・三角巾は持参いだだきました




調理説明を聞いております
100円で揃うものを用意しました



~♪ 簡単に各メニューの作り方を紹介します ♬~

缶詰パスタ ~フライパン1つで手間いらず、お水も節約できます~
 ①フライパンでお水を沸騰させ、半分にパスタを折り入れながら茹でる。
   (具に野菜を入れたい時はパスタと一緒にゆでる)
 ②トマト水煮缶・ツナ缶・コーン缶を加え、しょう油等で味をととのえながら、さらに加熱する。
 ③仕上げにパセリをハサミで切って散らす。

さんま缶のエスニックサラダ 材料を薄くスライスし調理時間を節約、また缶詰使用で味付け不要~
 ①さんま缶を汁ごとボウルに写し、酢とごま油を入れて混ぜる。
 ②にんじんは皮をむきスライサーで薄切りにしてボウルへ、じゃがいもは皮をむき薄切りにしながら沸騰した湯に。
   透き通るまで茹でてすくい取りボウルに加える。
 ③乾燥ワカメを少量の水でもどしたもの、たまねぎの薄切りを加え、全体を混ぜ合わせ味をととのえる。
  

なんちゃって豚汁 豚肉の代わりに栄養豊富で長期保存可能な大豆(缶詰)を使用しています
 ①鍋に水を入れ、皮をむいた野菜(大根・にんじん・ごぼう・玉ねぎなど)をスライサーで薄切りにして火にかける。
 ②野菜に火が通ったら大豆を入れ、ひと煮立ちする。
 ③味噌をいれて味をととのえる。

とろりんミネラルスウィーツ☆ きなこと米粉、片栗粉を使った簡単スイーツです
 ①砂糖・スキムミルク・きなこ・米粉・片栗粉をポリ袋に入れ、振ってよく混ぜ合わせる。
 ②鍋に水をいれ、混ぜた粉とよく混ぜ合わせてから、火にかける。
 ③とろみがつくまで、弱火で底が焦げないように注意して混ぜる。、



お皿が汚れないようにラップを被せて、洗い物の水を節約しました。


 
 
次は何を入れるのかな?
なかなか手際がよろしいですね!

 
キレイに盛り付けできました!
出来上がりました!!
  
いただきます!お味はいかが?

美味しゅうございます!
  
南海トラフなどの大地震を想定し、国の防災基本計画も見直され、『1週間以上の水や食料の備蓄が各家庭でも必要』といわれております。家族で一週間分の食糧となると、何をどう準備しておけばいいか、と戸惑う人も多いです。また、むやみに買い揃えていても、保管場所が無かったり、知らぬ間に賞味期限が切れていた、なんてこともあるのではないでしょうか。
今回は、安くて、簡単に手に入る、保存のきくものを備蓄食材として利用できるメニューの紹介・試食をしました。普段からよく食べるものを基本に備蓄し、その備蓄食材を日常の食事に取り入れていくことで、日々の備蓄状況が把握でき、常に新しいストックを持つことが大切である、ということをこの講座を通して皆さんに学んでいただいたのではないでしょうか。

この日は、調理に思いのほか時間がかかってしまし、予定しておりました『〇〇が防災グッズに早変わり』をすることができませんでした。これについては次回の講座で行う予定です。
第2回(11/2(土))は『海辺のまちを守る防潮堤・水上消防署見学、防災ゲームで防災用品ゲット』というテーマで、大阪市水上消防署(港区)のご協力のもと、開催する予定です。
また、ご報告させていただきます。   (荒野)




2013年10月25日金曜日

第4回御堂筋東北復興支援バザーに出店しました

 10月24日、大阪ガスグループ“小さな灯”運動が主催する第4回御堂筋東北復興支援バザー(御堂筋大阪ガス本社ビル前)に、大阪市ボランティア・市民活動センターとして出店し、東北復興支援オリジナルクッキーなどを販売と当センターの活動紹介を行いました。


大阪ガス本社ビル前への出店

 
販売した手話絵クッキー
 

当日は、3人のボランティアにも参加いただきながらオリジナルクッキーを販売しました。このクッキーは、大阪聴覚障害福祉会『あいらぶ工房』さんによる「がんばれ」・「と」・「う」・「ほ」・「く」の手話絵を描いた5個パックおよびシナモン、チョコ、ゴマ味のクッキーです。




通行される方への試食のおすすめ
お天気が心配される中、11時から午後3時半までの開店でした。
さすが御堂筋、通行される方も多いですが、忙しそうに通り過ぎる方がほとんどでした。
そこで、ボランティアが、通行される方に積極的に試食をすすめるなどの工夫をした結果、用意したクッキーをほぼ売り切ることができました。

このクッキーの販売収益金は、大阪ガスグループ“小さな灯”運動事務局を通じて東北復興支援金として活用されます。

中年の男性の通行人の方から、大阪市ボランティア・市民活動センターの看板をみて、「いつまで、やっているのか?自分もボランティア活動に参加したい。」と言われました。当センターの活動紹介のチラシをお渡しし、後日の連絡をお願いしました。ボランティア活動への参加意欲がうかがえ、大阪人っていいなとも思いました。(菊地)


10月のCafe IMONIKAIを開催しました♪

 10月23日(水)、毎月恒例のCafe IMONIKAIを開催しました。あいにくの雨のため、避難者大人3人、子ども2人の合計5人のこじんまりとした交流となりました。

 この一カ月間のできごとや避難者の方の現況について、話し合いをしました。帰省しても、子どもを屋内でしか遊ばせられないことや、所有地の除染が義務づけられ、被災地の皆さんの負担になっていることなど、被災地の今のお話などをされていました。


 
午後からは、支援してくださる大阪弁護士会の弁護士を交えての交流、相談となりました。避難者の方の被災地復興への貢献方法・参加などの熱い思いを、共有していました。

一日も早い復興を願いつつ、それまでは被災者に寄り添った『絆』支援が必要との思いを強くしました。(菊地)

2013年10月23日水曜日

【担い手養成プロジェクト第1弾】テーマは「淀川」~赤川鉄橋など、地域の魅力に触れるステキなプログラムでした♪(ミニレポート)

市内の社会福祉協議会が5ブロックに分かれ、ボランティア有志と一緒に5月から準備を進めていた【担い手養成プロジェクト】第1弾が秋晴れに恵まれた1013日(日)に実施されました。このプロジェクトは、講座の企画から運営までをボランティアと社協職員が共に行うことを通じて、新たなボランティア活動者(担い手)を発掘し、地域でのボランティア活動の活性化の契機となるよう実施しています。 

今回北ブロック(北、都島、福島、東淀川区)では各区を流れる『淀川』をテーマに、地域ならではホットな情報を持ち寄り3回に渡り企画会議を開き、2回現地下見を行いました。素材は①赤川鉄橋②平成わんど(湾処)。①は生活路として80年余り地域住民に親しまれて来た歩道部分が10月末に閉鎖されるため、隣を走る迫力ある貨物列車を見ながら歩き納めをします。②は川辺にある入江や淵で、わんどは明治時代に大阪から京都伏見まで蒸気船を通すのに安全上、水路を蛇行させるために、人工的に柴等を使い石で沈めて水の流れを穏やかにしました。やがてここに土砂がたまり魚が産卵する絶好の条件となり、淀川は国内でも魚の種類が豊富な川になりました。さて、地域の素材を活かした担い手の皆さんの企画はどうなったのでしょうか?
 
 

当日の参加者は32人。待ち合わせ場所は、正午に赤川鉄橋(正式名称:淀川橋梁(きょうりょう))を通過する貨物列車に合わせました。待つこと10数分。この間、閉鎖を惜しむ鉄道ファンやジョキングを楽しむ人、自転車でお買物と地域の生活道路としての橋の役割が垣間見えました。また、下は淀川、右岸左岸の景色も心地よく、参加者も一列になって列車の通過を今か今かと待ち望みました。
「ライトが見えた-」と子どもの声でおしゃべりも止み、轟音を立てながら数えきれない位の貨車を引き連れて先頭車両は、手が届くような距離で走り抜け「あっ」と云う間でした。
 
 


右岸(都島区)から左岸(東淀川区)に赤川鉄橋を渡り鉄橋の下で、改めて各社協スタッフからの挨拶と持参されたペットボトルのキャップ回収を行い、赤川鉄橋は平成30年にはJR新大阪⇔放出(はなてん)開業予定で複線化されるとの説明もありました。

次に淀川管内河川レンジャーの﨑谷久義さんより、10月は水辺に蜂やマムシがいることから本来清掃は草が枯れた2月にしますと言われつつも、全員ビニール袋と火バサミを受けとり、コスモスや葦や秋のキリンソウが風に揺れる中、上流に向かって心地よく清掃をしました。とはいえ、先の台風で大幅に川が増水してゴミも枯れ草もすっかり無くなっていましたが、ボランティアも参加者も熱心に草むらに入ってゴミを拾いゴミ袋2袋がいっぱいになりました。
 







  
上流に移動していよいよ『平成わんど』(前述)について、﨑谷さんから、その歴史的背景や淀川の生態系、環境保全について伺いました。「わんど」も外来種の植物や魚が人の手でもたらされ、生態系が変わる危機感を抱いておられました。実際に驚くほど大きなジャンボタニシの卵が産み付けられていました。しかし、絶滅が指摘された国の天然記念物イタセンパラ(タナゴの一種)が市民や行政や専門家の手によって繁殖が成功した「わんど」もあるとのお話に一同ホッとしました。


 

最後はこの7月に赤川鉄橋の歩道部分としてリニューアルした「菅原城北大橋」を旭区側に渡りました。美しいアーチ型で橋から望む数々の「わんど」も(城北、豊里、赤川等)釣り糸を垂れる人やお弁当を広げる人と長閑な秋晴れの光景に包まれていました。


 
東淀川区社協のボランティア自転車部隊は、赤川鉄橋からずっと参加者を見守りを続けてくださったほか、生後3カ月と参加最年少の女の赤ちゃんと7、8、9歳の3人のお兄ちゃんはいつしかボランティアの皆さんがバギーを押したり、手とつないだりと微笑ましい光景も見られました。4時間余りの短い時間でしたが、内容もメリハリがあって充実して、最後はペットボトルのキャップを手芸で可愛い雑貨にしたお土産をお渡しして橋と隣接するしょうぶ園で有名な城北公園で解散になりました。


 
参加して感じたのは、地域だからこそ地域の魅力ある素材を知っていること。そしてその輝いている面の見せ方を知っていることです。この魅力は今回ボランティアの皆さんの手によって「かたち」になり、私自身も参加者の一人として中味の濃いプログラムであったことを実感しました。(小野)

「Comlink・こむりんく」資源見学会(vol.2)開催♪~at SMBCコンシューマーファイナンス株式会社梅田お客様サービスプラザ~(ミニレポート)

去る930日(月)の午前中、地域貢献活動マッチングシステム「Comlinkこむりんく」の資源見学会の第2弾を行いました。今回は「Comlinkこむりんく」で「場所」の提供をされているMBCコンシューマーファイナンス株式会社梅田お客様サービスプラザの見学と、同社が「情報・スキル・ノウハウ」として提供されている「金銭啓発セミナー」、株式会社 スタイリングライフ・ホールディングスが提供されている「ステッカーアート教室」を体験し、4団体10人が参加されました。

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社では「梅田お客様サービスプラザ」を社会貢献の一環として、市民活動団体の活動の場所として提供をされています。ボランティア・市民活動をするうえでの課題のひとつが『場所』です。梅田お客様サービスプラザの平井美帆子さんは「このスペースは机、椅子、プロジェクターの貸出もあり、会議や講座や展示会場などにお使い頂けます。定員は15人で阪急三番街の地下1階と便利な場所です。また扉を閉めると外部の喧騒も全く気になりません。皆さまのアイデアでこの場を有効にご活用ください」とご説明してくださいました。
また同社では、本業の“強み”を活かした『金銭啓発セミナー』を小学生から大人までを対象に実施されています。ローン・クレジット編、家計管理編、金融トラブル編等を啓発冊子やカードゲームを使って年齢層に応じて出前講座を行ない、多重債務防止にも注力されています。
 

次に株式会社 スタイリングライフ・ホールディングスのステッカーアート教室のミニ体験会を開催しました。講師はわざわざ東京本社からお越しいただいた磯田順子さん。当社は輸入雑貨を扱っておられ、ステッカーアート文房具専門の米国 ミセス・グロスマン社の製品でセンスが光っています。

配られた無地のグリーティグカードにシールを貼るだけなのですが、これがなかなか個性が出てワイワイガヤガヤと賑やかな一時になりました。対象は何らかの事情を抱える3歳以上の子どもですが、大人でも夢中になってしまいました。このプログラムでは、病院や施設に社員が出向き、ボランティアとして関わることで、本業では学べない経験をされるそうです。また同商品の袋詰めを精神障がい者施設に依頼するなどの舞台裏のお話しも聞かせてくださいました。
   
参加者からは「とても楽しかったです。お金の話もステッカーアートも届けたいなぁと思う人やこどもがたくさん思い浮かびました」「スペースの提供も含め、無料で利用できることが世の中ではこんなにあるんだぁと今日は軽いショックです」といった感想や「見学会でいろんな活動をしている団体と交流が出来て良かった」との意見もいただきました。

これからも「Comlinkこむりんく」をよりご理解していただき、さまざまなコラボレーションが生まれるように、見学会や交流会といった企画を今後も実施したいと思います。(小野)
 

【参加者募集中】命を守る術の数々を1泊でまるごと体験できるプログラム11/23~24「災害時一泊体験~人命救助キャンプ」(中級編)!

市民フォーラムおおさか(事務局:大阪市ボランティア市民活動センター)が、人命救助学習体験を中心とした一泊体験型プログラムを企画いたしました。

その名も

  「災害時一泊体験~人命救助キャンプ」(中級編)

民フォーラムおおさかでは、防災減災に関するさまざまな活動を行っており、過去には屋内で避難所一泊研修も開催したことがあるんですよ。
 
 
今回、初となる野外での一泊体験となるため「中級」となっております。
(*^_^*)
…がしかし、プログラムの内容は、ふとした時に身につけておくと必ず役に立つものばかりを用意いたしました。知って学んで損はなし!

 災害時に自分自身、家族、周りの被災者の命を守るためのスキルを一緒に身につけてみませんか。ご応募お待ちしております♪

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◎日程:2013年11月23日(土・祝)10時~24日(日)10時※途中、入退所可能

◎会場:舞洲スポーツアイランド ロッジ舞洲 キャンプ場

◎参加費:一般 3,000円 高校生・大学生 1,500円(キャンプ場使用料、食費代)

◎活動内容(予定):毛布担架、ジャッキアップ、バケツリレー、火おこし、
ロープワーク、ペットボドル浄水、AED、心肺蘇生、止血法などを学ぶ

◎定員:30人(先着順・高校生以上)

◎事前説明会:2013年11月1日(金)午後6時~(参加必須)
大阪市立社会福祉センター3階 305会議室(大阪市天王寺区東高津町12-10)
※上記説明会の日時の都合が悪い方は、後日、個別での説明を行いますのでご相談ください。


◎申込み:氏名・生年月日・性別・住所・電話番号(連絡の取れるもの)
・メールアドレス(あれば)、ボランティア保険加入の有無を、
お電話にて、大阪市ボランティア・市民活動センター(06-6765-4041)までお申込みください。

◎締切:10月30日(水)午後5時まで
◎問合せ : 大阪市ボランティア・市民活動センター(荒野) 電話:06-6765-4041 FAX:06-6765-5618

詳細はこちら
<おおさか助け合いネット>
http://osaka-saigai.jimdo.com/お知らせ-募集/



2013年10月22日火曜日

宇治で活動中の「ご用聞きネットたんぽぽ」さんを訪問♪

地域コミュニティの悩みごとに関して、多様な仲間とともに新しい発想で解決に向けたアクションを踏みだそうという市民塾「おおさか閃き塾」の一環で、先週10月18日、塾生有志が京都・宇治市の六地蔵の商店街で活動する「温かなご用聞きネットたんぽぽ」さんをヒアリングのための訪問することになり、私も同行しました。


「たんぽぽ」さんは、大型スーパーの出店で元気がなくなった商店街の活性と、元気なシニア層の活躍の機会を作ろうと4年前に有志で立ち上げられた団体。2年半ほど前から商店街の空き店舗を借り、自前の拠点として運営。会費、ご用聞き(有償)の事務経費、文化教室などへの場所提供、不要品のリサイクル販売などさまざまな工夫をしながら、やりくりの苦労を重ねているそうです。今年は助成金を確保でき、「それで何とか収支トントン」だと現会長の田中幸男さんは言います。

現会長の田中さん(左)、前会長の遠藤さん(中央)


草抜きや買い物の代行などの依頼が月20~30件ある一方で、活動会員の確保が現在の大きな課題なのだとか。「現役を退いて、時間をもてあましている元気なシニアにはもってこいの活動なのだけど、なかなかそういう人にこの活動のことが届かない。稼ぎたいと思って来た人にはギャップが大きく、ポツポツとでいい、というくらいの人がちょうどいい」と田中さん。前会長の遠藤健次さんは「これまでもいろいろあったけれど、いちいち腹を立てていたのでは続けられない。NPO法人になって活動をさらにしっかりしたものにしていく夢も忘れてない」とおおらかな物腰で語ってくださいました。おふたりの穏やかな人柄とぶれない信念を垣間見て、これからの可能性を大いに感じさせてくださり、訪問した塾生の皆さんもエネルギーをいただいた様子でした。(松尾)


2013年10月21日月曜日

「第4回 いわきーおおさか交流バス」活動ミニレポート♪♪

大阪市ボランティア・市民活動センターが事務局を担う『市民フォーラムおおさか』主催による、『第4回 いわきーおおさか交流バス』が10/11(金)~10/14(月) 3泊4日の日程で行われました。『同じ場所で、息の長い震災支援を続けていきたい』という思いで続いています 『いわきーおおさか交流バス』も、今回で4回目となりました。

今回も福島県いわき市にあります、高久第一応急仮設住宅にて、短い間ではありましたが、現地の人々との交流の時間を持つことができました。総勢34人(スタッフ3人を含む)、70代の人から17歳の高校生まで、今回も非常に幅広い層のボランティアの皆さんにご参加いただきました。そのうち、半数の人が過去に開催された『いわきーおおさか交流バス』の経験者で、スタッフとしても非常に心強いメンバーが揃っての訪問となりました。(なんと、4回全てに参加されている猛者もいらっしゃいます!!)

~現地活動の様子をご紹介します~

【 たこやき 】 

現地の子どもたちも手伝ってくれました
どんどん上達して大人顔負けです…
みんな大忙しで焼いておりました

【 アロマハンドケア 】

いろいろお話がはずんでいるようです
 この日は天気も良く屋外でも行いました
個別訪問もさせていただきました!

 【 唄声広場 】

キーボードとオカリナの伴奏に合わせて
今回は少し集まりが悪かったようです (>_<)
心地よい演奏もしていただきました

【 似顔絵 】

仮設の自治会長さんもそっくり!!!
本当に丁寧なお仕事で脱帽です!!
時間があれば私も描いてもらいたかったです(>_<)

【 パッチワークキルト 】

奥様方にたくさん集まっていただきました
集会場内部はこんな感じです(^_^.)

集会場に完成品を飾っていただきました!

【 資格者によるマッサージ 】

本格的なマッサージで皆さん大満足!
こちらも大人気のコーナーでした!!
癒やしていただいたので…交代します!

【 こども遊び 】

なぜか今回もUNOが人気でした…
まさに、子ども達に遊んでいただきました!
ヨーヨー釣り放題!!

【 ビンゴ大会 】

子どもたちに景品をたくさん用意しました
いつの間にか、大人たちも参加しておりました (+o+)
40番ありましたか? えっ ビンゴ !?


『なんか、帰ってきたなぁ~って感じがする』、『あのおばあさん、今回も顔を出してくれたよ!元気そうで良かった!』、『この子、前回来たときはまだ小さかったのに大きくなったなぁ』等の参加者からの声や、『みんなが来るのを楽しみにしていたよ』、『今度はいつ来てくれるの?』、『今度来てくれる頃には、もうここにはいないかも…』などといった現地の人々の声を聞くと、普通のボランティアバスでは経験できない、私たちと現地の人々とのつながりが、『点から線』になってきていることを実感できました。
さて、次回の開催については未定でありますが、現地の人々が普通の生活に戻るまで、ようやくつないだ、『いわきーおおさかの絆』を絶やすことのないようにしていかねばならないと思います。

第4回いわきーおおさか交流バスにご参加いただいた皆さま、本当にお疲れ様でした。(荒野)

ボランティアと仮設の皆さんで記念撮影! また会いましょう!