社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2013年8月2日金曜日

田村太郎さんを招いての「“おおさか閃き塾・2013”キックオフセミナー」 にたくさんご参加いただきました♪

8月1日午前中、昨年度好評だった市民塾「おおさか閃き塾」のキックオフイベントとして、塾生募集説明会を兼ねた学習会を開催しました。平日にも関わらず80人超の皆さんからお申込みをいただき、遠くは奈良の学生さん、滋賀の自治体職員さん、休暇を取って参加いただいた社会人の方もいて、熱量の高い会になりました♪

学習会のメインプログラムは、社会的起業の第一人者・田村太郎さんによる講演会。「市民が社会や地域の課題と向き合うために。~基本的な考え方とその本質」というテーマで、主にコミュニティビジネスのとらえ方やその社会的背景、基本的な考え方を中心に、田村さんの豊富な実践事例、支援事例をご紹介していただきながら、お話しいただきました。

◎参加者が特に印象的だったとするポイントを一部ご紹介すると・・・
ボランティア活動とは異なる、お金を介在させることの意味(社会的に弱い立場に置かれがちな人が文句を言える環境を作ることの意味)/地方に限らず都市部も含めた日本全体の現状として、阪神淡路大震災(1995)当時と現在では社会構造が大きく異なっており(例えば75歳以上人口は倍増)、古き良きコミュニティ像を前提とした再生はありえない/今後ますますコミュニティの課題は増え、対応力は落ちていく。現状のままの存続は無理、無理なものは無理との立ち位置に立たねばならない/何をするか、いくら儲かるかから入る事業はうまくいかない。課題は何かを突き詰めていくことこそが出発点(データを押さえる)/“地域コミュニティ”というくくり方より“共通の課題を持つ集団としてのコミュニティ”と捉えた方がよい/何を目標とすべきか。3年後○○が××の状態になっていることを目指す(状態目標)視点が重要/魅力的なコミュニティビジネスがあるまち、ないまちでは自ずからあるまちに住民は集まる(チャンスにあふれるまちは住んでみたいまちになる)・・・

今回の学習会は、大阪市内各区で取り組みが進む“新たなコミュニティ支援事業”の一環として、北・南ブロックまちづくりセンター支部合同学習会も兼ねて実施。地域団体(地域活動協議会)の関係者も参加し、「自分が地域にあってどのように対応していくのが大事なのか、考えさせられる時間をいただいた気がする。これからの地域づくりにCBが必要になるのだなあと思いました」との感想も聞こえてきました。

会の終盤には、田村さんの講演の流れを受けて「おおさか閃き塾」の入塾説明会を実施。安くはない(!?でも高くもない)有償プログラムながらも、複数の方が参加の意思表示をしてくださったほか、「都合がつけば参加したい」と返してくださった方も多くいて、少しだけホッとできました。皆さんも9月6日締切ですので、どうぞ参加をご検討ください!(詳しくは「閃きおおさか」をCHECK!)

ご都合をやりくりして学習会に参加してくださった皆さん、田村さん、ありがとうございました♪(松尾)