社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2013年7月25日木曜日

都島区社会福祉協議会「ボランティア・市民活動ワークショップ」にお邪魔してきました♪

717日(水)午後7時~9時「ふれあいセンター都島」で開催された「ボランティア・市民活動ワークショップ」にお伺いしました。

今回のワークショップの目的は、ボランティアや地域支援活動をさらに充実するために、実際に活動されている方たちに意見やアイデアをいただくものです。都島区社会福祉協議会のボランティアビューローは平成4年から地域の食事サービスやふれあいサロンを開催し、地域福祉のためにボランティアの需給調整を行なって来ましたが、「ボランティア元年」と言われた阪神淡路大震災後、NPO法が出来てさらに市民活動に弾みがつき幅広い分野での活動が展開され、都島区社会福祉協議会も「市民活動センター」の開設も予定しています。さらに大阪市の市政改革の一環で地域活動協議会が各区で立ちあげられ、地域の活動は今までの連合町会に加えてNPOや企業や学校、商店街、神社などで協働が始められています。
そこで区内のボランティアや市民活動団体の活動を支援するために、ワークショップの手法で活動を行う上での課題の可視化することになりました。

コーディネーターは大谷悟先生(大阪体育大学健康福祉学科教授)で、まずは自己紹介で、参加者はポストイットに①名前②町名③ボランティア内容④好きな食べ物⑤今の気持ちを書いて発表しました。②は殆どが区内でしたが、在勤の方も参加。③は手話、傾聴、被災地支援、音楽、障がい者支援など。⑤は「早く帰りたい」「何をするのか楽しみと不安」「何でも挑戦したい」など和やかな雰囲気で始まりました。
大谷先生からは事務局の思いも聞かれ、「もっとお近づきになりたい」「長年顔は知っていても活動内容まで詳しく知らなかった」「福祉にとらわれない、より多くの人達に関われる市民活動センターを進めたい」と今回のワークショップに大きな期待を寄せていました。

次のワークでは各団体の課題を書いて発表してもらいました。

活動の幅を広げたい/仲間を増やしたい/ボランティアは有償か無償か・・・自己負担までボランティアをするものなのか・・・/活動場所の確保/活動の基盤整備(資金、場所など)/障がい者の介助をどこまでするべきか・・・など、実際に活動されている現場からの声が続々と出て来ました。

これらの課題を踏まえて大谷先生からは、活動者の声を集め都島区社会福祉協議会が「地域の耳役」となり「課題解決にはどのような仕組みをあればいいのか」「顕在化しない課題の対応はどうするのか」など本日の課題を今後「市民活動センター」に向けてのヒントにするようにアドバイスを頂きました。
今回頂いた課題を次回のワークショップで継続的に解決に向けて、都島区社会福祉協議会だけではなく大阪市ボランティア・市民情報センターもスクラムを組みたいと思いました。(小野)