社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2013年5月10日金曜日

【市民フォーラムおおさか】第3回「いわきーおおさか交流バス」行ってきました♪♪

『同じ場所で、息の長い震災支援を続けていきたい』という思いで、続けています『いわきーおおさか交流バス』も、今回で3回目となりました。

GW真っ只中の5/2(木)~5/5(日)、 3泊4日(車中2泊)の日程で、今回も福島県いわき市にある、高久第一応急仮設住宅で活動を行ないました。総勢38人(スタッフ3人を含む)、上は70代の方から下は18歳の学生さんまで、とても幅広い層のボランティアの皆さんにご参加いただきました。(いつも感じることですが、ボランティアの皆さん 老若男女絶妙のバランスで参加していただけるのが本当に不思議です…)毎回、現地の皆さんとのふれあいによる交流を行なっておりますが、今回は内容的に、前回をさらにボリュームアップしたもので、交流を深めてきました!

現地での活動についてをダイジェストでご紹介します!

『有資格者によるマッサージ』 
今回、2人のあん摩マッサージ指圧師の方にボランティアとして参加していただき、本格的なマッサージを現地の方に提供していただきました。今回の1番人気の活動で、順番待ちの行列ができるほどの大盛況でした!!


『ヨーヨーキルトを使ったパッチワーク作り』
円形に切り抜いた布から直径6・7㎝程度のヨーヨーキルトを作り、それをつなぎ合わせてハンドメイドインテリア作りを行ないました。おしゃべりしながら楽しそうに縫っておられる姿が印象的で、みなさんの思いが、それぞれ1つ1つのキルトにこもっているように思われました。


『アロマセラピーによるハンドケア』
アロマハンドケアは毎回行なっている、『市民フォーラムおおさか』ではお馴染みの活動です。アロマオイルの香りとマッサージの効果で、皆さんとてもリラックスした表情でお話をされていました。また前回好評だった、戸別訪問型のハンドケアも行ないました。



『SONG CAFE (歌声喫茶)』
集会所前に喫茶コーナーを設置し、東成区で喫茶サロン活動をされているボランティア参加者の方による、コーヒーとクッキーの提供を行ないました。入れたてコーヒーのよい香りを、皆さん楽しんでおられました。そして午後からはいよいよ、『SONG CAFE』を開催。キーボートとオカリナの伴奏に合わせ、ナツメロ・童謡・歌謡曲など、皆さんと歌って交流しました。(時間の都合上などによって準備していた全27曲は出来ませんでしたが、心地よいBGMになったようです。)





『たこやき・ベビーカステラ』
カセットガスコンロを持ち込んでの調理でしたので、火加減がとても難しく、すぐに焦げてしまい、正直最初はとても人様にお出しできるものではありませんでしたが、そこは関西人!粉モンDNAのなせる技!ボランティアの皆さんの手際がみるみる良くなっていき、今回も現地の皆さんに喜んでいただけました♪



『囲碁将棋・おもちゃ遊び等』
毎回、子ども用の遊びは充実していたのですが、今回、大人の方にも楽しんでいただけるように囲碁・将棋盤を用意しました。また、参加ボランティアの方が個人的にいろいろ遊び道具を持ちこんでいただいたので、現地の子どもたちも楽しんでくれているようでした。
 
UNOしています!


将棋です!







 
大ビンゴ大会です!

バルーンアートです!







製作したパッチワークとバルーンアートを展示

今回特別に、現地バスの運転手さんの計らいで、大きな津波被害を受けた、JR久ノ浜駅付近まで行くことができました。バスで仮設住宅と宿泊所を往復する街の様子からは、あまり被災地を訪れているという感覚がなかったのですが、2年以上経った今なお、津波の傷跡が残る街並みを見た時は、やはり大きな虚無感をおぼえました。



~参加者の感想~
・仮設住宅の皆さん同士では、何かイベントがないと交流が少ないようで、我々のようなボランティアを心待ちにしてくれている。
・前回一緒に遊んだ子ども達が大きくなっていて驚いた。こちらの顔も覚えていてくれて嬉しかった。続けて交流しているからこその楽しみだと思いました。
・集会場に来られている方は元気そうでしたが、来られなかった方はどうされているのだろうか?
・はじめは、ぽつぽつとか、お返事が少なかったのですが、徐々に昔にした病気の事とか、津波の事とかを溢れ出してくるように話してくれたことが印象に残りました。
・作業に追われて、現地の方とゆっくり話が出来ず、挨拶程度しか出来なかった。
・前回よりも住民の方のお話する内容が楽しいものに変わってきているのを感じた。
・最近では被災地に向かうボランティアバス自体が少なくなっているためか、我々の姿を見て、現地の方から『まだボランティア活動があるんですね?』と逆に話しかけられた。
などのご感想をいただきました。

参加者の皆さん、それぞれ様々な感想を持ったことと思いますが、皆さんに共通している思いは『被災地への関心が希薄になってきている今こそ、継続した支援をしていくことの大切さ』ではないでしょうか。今後どれくらい、この交流バスを継続できるかは確かな見通しは立てませんが、復興が実感できるまで、被災地の方々との間でつないだ絆を絶やすことのないようにしていかねばならないと思います。
最後に、第3回いわきーおおさか交流バスにご参加いただいた皆さま、本当にお疲れ様でした!


そして、第4回に向けて・・・【振り返り会を開催します】
今回の『交流バス振り返り会』を5/17(金)18:30より、大阪市立社会福祉センター3階の第3・第4会議室で予定しています。(もちろん振り返り会後の懇親会もあります!!!)
交流バスに参加した方はもちろん、「今度機会があれば乗ってみたいな」という方のご来場も大歓迎です!第4回に向けてのご意見をお聞かせくださいませ。(荒野)