社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2013年4月17日水曜日

“バリア(障害)を価値(バリュー)へ変えていく”企業:ミライロさん(淀川区)を訪ねました!

「未来の色」と「未来の路」に由来するという「ミライロ」という社名、何とも素敵ですよね。年齢や性別、国籍、身体特性や能力など、それぞれ違う個性という色を持ち、未来への路を歩んでいる私たちが、誰もが自由に自らの色を描いていける未来、誰もが自由に歩める未来の路を創造する、という思いが込められています。

 代表取締役社長の垣内俊哉さんは、生後間もない頃から「骨形成不全症」という“魔法”と向き合い続けています。小中高校でのさまざまな経験を経て、大学で起業家育成コースに学び、学友とミライロの前身となる団体を設立。在学中の2010年に株式会社ミライロを創業し、数々のビジネスプランコンペを受賞、大学や大手企業を中心に業務実績も豊富です。(詳しくは同社HP参照)

代表取締役社長の垣内俊哉さん(左)。
20131月には、8千人を集めて武道館で開催された
「みんなの夢AWARD3」でグランプリを受賞!
 「私には、同じ病いのために家から一歩も出られなかった先祖がいます。周囲でも病気を理由に自殺した人がいます。私も45歳で再発すると言われています。このつらさを繰り返したくない。子どもへの遺伝の可能性もあり、自分の子どもの時代には今よりは生きやすい環境にしておきたいと思うんです」と垣内さんは話します。

 ユニバーサルデザインに関する事業を手掛けるミライロ。今まで「バリア」として捉えていたことも、考え方や周りの人次第で、「強み」や「価値」に置き換えることができるとの考え方のもと、バリア(障害)をバリュー(価値)に変えることによってユニバーサルな社会を創造することをミッションとしています。

 「当事者運動や慈善事業、行政が行う施策はとても重要な要素ですが、これらとは異なるビジネスが必要です。100点満点のユニバーサルデザインを目指すのではなく、230点からでいい。そんなスタンスによって社会を確実に変えていけると思います。ミライロは、障害者のためのビジネスというつもりもないし、社会企業というつもりもないです。ただ、例えばアメリカでは障害者がスポーツジムに行くのは当たり前の光景ですが、日本では障害者がジムに行く「はずがない」ということでその環境にない。その環境こそ障害なんです。その障害を価値に変え、障害者や高齢者に、いろいろな『はずがない』を強いてきた社会に、新しいスタンダードを創っていきたい」と未来志向の垣内さんのお話しに胸がグッと熱くなりました。(松尾)

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株式会社ミライロ
530-0018 大阪市淀川区西中島3-8-15 新大阪松島ビル4F
電話0661957853
URL http://www.mirairo.co.jp/
◆主な事業:店舗、設備、製品のユニバーサルデザイン化に伴う企画・設計、バリアフリーマップの企画、デザイン制作及び販売、ユニバーサルデザインに関する各種情報の収集及び提供、企業、行政、教育機関における教育及び研修、障害児及び長期入院患者を対象とする家庭教師・講師の派遣など