社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2013年2月10日日曜日

地域コミュニティとNPO・CBの接点を対話を通じて考える企画をお手伝い!

2月8日、天王寺区社協が主催する「地域愛でつながろう!『NPO』『コミュニティ・ビジネス』ってなあに?」の第2回が開かれ、進行のお手伝いをしてきました。今回のプログラムは、天王寺区内に活動拠点を置く2つのNPO法人の活動の実際について耳を傾けたうえで、地域コミュニティとのつながりを、対話を通じて考えようという趣旨で企画されました。

ひきこもり状態にある人の在宅就労などを支援するNPO法人若者国際支援協会の代表理事・横山泰三さん、精神障害者の地域生活を支援するNPO法人ヒットの副理事長・芦田邦子さんのお二人から、NPOの立上げ経緯、理念、事業の内容、地域との関わりなどについてお話しいただいたあと、フロアから地域からの目線でNPOに思うこと、お二人からはNPOの目線で地域に思うことをふせんに書き出してもらい、それをもとに時間の許す限り相互のコミュニケーションを図りました。

地域からNPOへの投げかけとしては、「お金のやりくり」「仕事としてどう成立させているのか」「活動の内容が見えない」、「地域でNPOとして活動することの利点は何か」、NPOから地域への投げかけとしては「コミュニケーションをもっと図りたいがどうすれば・・・」といったことが挙げられ、意見を交換しあいました。参加者の中からは「同じ地域でこのような活動をされているとは全く知らなかった」「NPOと聞くと海外での活動や縁遠い気がしていたが、お話しを聞いて、自分たちの(地域での)活動と似た思いで活動されているのが感じられた」といった感想が聞かれ、互いの心理的距離はグッと近づいた、重なる部分が感じられた時間となりました。終了後、自身の活動をどうNPO化、CB化していけるかといった相談も寄せられ、関心の高まりも感じられたひとときでした。
(松尾)