社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2012年12月7日金曜日

【市民フォーラムおおさか】日ごろからの防災学習講座第5回開催!

12月1日(土)、大阪市立社会福祉センターにて、ボラセンが事務局を担っている市民フォーラムおおさかの主催による『日ごろからの防災学習講座』第5回目を開催しました。
10月よりスタートしたこの防災学習講座も、今回を含め、残り2回となりました。今回は『防災教育のノウハウ 避難所運営ゲームHUG』ということで、受講者全員で避難所運営ゲーム『HUG』を体験いたしました。

みなさん、HUG(ハグ)ってご存知ですか?

『HUGとは、 H…ひなんしょ  U…うんえい G…ゲーム』の事。
避難者の年齢、性別、国籍やそれぞれの人が抱える事情が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームの事です。

もし、あなたが避難所運営のメンバーだったら、このような難局にどう対応しますか?

例えば…
 ・地域とあまりつながりのない外国人の家族が避難所に来たが…。
 ・観光旅行中のバスで被災、帰宅できない旅行者が多数、避難所にやって来た!
 ・この混乱の中、総理大臣がお見舞いに来るというが、どう対応すればいいの…。
 ・犬や猫等のペットを連れ、避難してきた人がいるが、体育館に入れてもいいの?

 

避難所運営の考え方は、まさに十人十色!
最初はイスに座っていた受講生も、思わず立ち上がってしまうほど、真剣に意見を交わしながら、集中してゲームに取り組んでおられました。自分達が現実にこのような立場に置かれたとしたら、どう対応していくのか、という事を、想定し考えるよい機会になったのでは、と感じました。

 


 次回はいよいよ最終回!! 12月15日(土) 14:00から大阪市立社会福祉センターにおいて、前半は『防災学習講座の振り返り』として今回の講座のまとめを行ない、後半は、『被災者の声を聞く』ということで、東日本大震災で被災され大阪に避難されている方々に、体験された事や、こちらでの生活について、お話ししていただく予定です! (荒野)