社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2012年9月16日日曜日

「まちなか被災シミュレーションver.3大阪・ふくしま」雷雨にめげず無事終了!

9月15日(土)午後、通算3回目となる「まちなか被災シミュレーション」を大阪ボランティア協会さん、NPO法人日常生活支援ネットワークさんと一緒に開催しました。今回のフィールドは福島区!阪神・野田駅前を起点に、今回はたまたま遊びに来ていた福島区で地震発生、前回までと異なり、どこに逃げればいいかをメンバー間で話し合いながら、街中にある地図表示などを手がかりに逃げるシミュレーションを行いました。

ストレッチャーを使っている人、電動車いすを使っている人など障害当事者が8人、介助者を含めて健常者が約20人、合わせて30人ほどのメンバーが3班に分かれていざ出発! 土地勘のない参加者が多い中、思い思いに小学校を目指したり、消防署に隣接する公園を目指したりしながら、最終的には区内の広域避難場所に指定されている公園を目指しました。そして歩きながら皆が不安に感じていた雲行きの怪しさがみるみる広がり、公園に到着したとたんに激しい雷雨に遭遇!スポーツセンターに間一髪逃げ込み、ずぶ濡れ状態は避けられました。

伊丹から参加したメンバーが「大阪は街中に避難を誘導するものが全く見あたらないので驚いた」と言っておられましたが、地域住民への周知は日常的に行われている一方で、外から来た人の避難対策はまだまだ不十分なことが実感できました。途中で30分ほど雨宿りすることになったスポーツセンターには公園に遊びに来ていた人たちも多く駆け込み、「避難所の空気感と共通するところを感じた」というメンバーの声もありました。

そのほかにも予期せぬ事態にどう対処するか、判断を迫られる場面もあり、これまでの2回とは異なった緊張感を感じながらの3時間でした。次回は1月下旬に神戸のハーバーランド界隈でやってみよう!ということになりました。また具体的なことが決まりましたらお知らせします。(松尾)