社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2012年9月11日火曜日

東日本大震災支援活動団体情報交換会に参加しました!

9月10日(月)、関西圏で復興支援や避難者支援、防災・減災活動に取り組む団体の情報交換会が、新梅田シティにある「ミンナDEカオウヤ梅田スカイビル店」の交流スペースで開かれ、私たちも参加してきました。(スカイビルに戻ってきた「ミンナDEカオウヤ」の常設店は品揃えも豊富!ぜひ足を運んでください!)
「3.11 from KANSAI」実行委員会の呼びかけに、大阪のみならず、滋賀、京都、兵庫、和歌山、奈良と近畿圏の中間支援団体やNPOなど25団体・約30人が参加しました。

はじめに、スペシャルサポートネット関西世話人の田村太郎さんから「復興活動の現状と今後の課題」と題して話題提供がありました。「復興が遅れていると皆言いますが、現在は復旧が一段落し、復興計画を策定し議論していく『おどり場』的な期間の只中で、変化が見えにくい時期なんです。復興が本格化する前の、この時期にあった支援が必要なんです」と話し、男性の孤立防止、子どもの屋外の遊び場づくりの事例などに触れました。復興庁職員の顔も持つ田村さんは、「地元ではないからできることは何か?阪神・淡路の経験をどう活かすか?『18年目の被災地』から『2年目の被災地』を見つめる視点、見通しがほしい」とまとめました。

その後、「避難者支援」「ビジネス支援」「防災」「まちづくり」「啓発・チャリティ・スペシャルニーズ」の5つのテーブルにわかれて、各団体で課題や今後の見通しなどを共有しました。「被災地と関西、関西の中においても、人やモノがつながる仕掛けが必要」「互いの活動の効果が高まるような相互乗り入れがしやすい場が必要」などといった声が出されたことも受けて、来年の「3.11 from KANSAI 2013」にもゆるやかなネットワークを大切にしながらつなげていこうと確認され、閉会しました。「3.11 from KANSAI 2013」の動きも秋以降、本格化していきます。随時このブログでもお知らせしていきますね!(溝渕・松尾)