社会福祉法人大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センターのスタッフブログです。




2012年8月6日月曜日

「おおさか閃き塾」初日終了!多様な仲間が集い船出しました!

8月4日(土)、「おおさか閃き塾」の初日が無事終了しました!「おおさか閃き塾」とは、地域コミュニティの困りごとや悩みごとを塾に持ち込み、多様な仲間と新しい発想で解決策を模索し、一歩を踏み出そうという実践型プログラムです。

第1回は塾長である当センター所長の石田易司(やすのり)が、参加者の皆さんに向け、ヨーロッパで障害者雇用のひとつの形態として広がっている「ソーシャルファーム」(社会企業の一形態)を引き合いに、社会の構造そのものを変えてしまうような新しい発想が求められている」とメッセージを送り、企画が生まれてきた社会的な背景について話しました。その後、参加者が思い思いに今回の「閃き塾」に持ち込んだテーマも含めて自己紹介。・・・孤立死を防ぐには・・・学生が地域に関心を向けるためには・・・現状にマッチした助け合いの仕組み・・・がん患者の交流の場づくり・・・住民が主人公になれるまちづくりとは・・・など、さまざまなテーマが持ち込まれたことを共有しました。

第2回は、橋本久仁彦さん(シアター・坐・フェンス主宰)を講師に招き、「“聴く”ということや“本質”とは何か」を考えるワークショップを行いました。この瞬間の心のありどころがどこにあるかを可視化するマッピングのワーク、身体表現を用いながら、自分や相手の存在の尊重、コミュニケーションのありようを考えるワークなどを通じて、テーマについて体感しながら考えました。「ポジティブな発想が善で、ネガティブな発想は悪ということではなく、力の高まり方はそれぞれに違うし性格的なものとも全く関係がない」という橋本さんのお話しには、それぞれのありようがあっていいのだな、と感じました。

第3回は、ありのままの言葉で話ができる状態になったまま、それぞれが持ち寄ったテーマについて深めていく「ブレイクダウンワーク」を行いました。テーマに掲げた思いや背景などを少人数でお互い話し合い、具体化していく時間を持ちました。

朝は表情の固かった参加者の皆さんの表情が、夕方にはすっかり穏やかでにこやかで、わくわく感に満ちた表情に変っていたのが印象的でした。これから随時、この企画の進捗状況を発信していきます!(松尾)